漢の心得
皆さまこんにちは
アングルです。
時に社交ダンスというものは人生にこの上ない彩を与えてくれます。
良いダンスが出来た日には、空はより青く、木々はより緑色に、鳥のさえずりさえも美しく聞こえてきます。
陽だまりはより暖かく、時には冷たい風がとげとげしく感じることもある事でしょう。
五感を研ぎ澄まして織りなされるダンスというものは、日常の美しさへの感受性も高めてくれるのです。
そして競技ダンス。
まさに社交ダンスの美しさを競うための競技会。
より美しくダンスを魅せるために、己の身体を鍛え上げ、個人の運動量を増やします。昨今では上記の二項目にスポットライトが当てられるがあまり、競技ダンスが社交ダンスとは異なるジャンルに捉えられることもしばしばありますよね。
よく「彼は競技ダンスが上手」「彼女は社交ダンスが上手」という文脈を聞きますが、競技ダンスと社交ダンスは簡単な二元論で語られるものではなく、実は全く同じ社交ダンスなのです。
その社交ダンスの上達の近道はなんといってもパートナー間のコミュニケーション。
最も難しい事の一つですが、乗馬なんかにおいても馬との信頼関係を築かなければ歩き出すのもやっとのことです。
ましてやそれが女性ともなると、、、、組むことさえ難しぃ...ゴニョゴニョ
(女性には最大の敬意を払っていますのであしからず)
今日はこの私が、皆さまへのほんの助けとなれるよう、男性のマナーを教授致しましょう。
まずは一番やってはいけない事を言います。
それは、、、
お相手様に向かってしゃべる事
です。
ダンスの練習をしている時は絶対にお相手様に向かって言葉を発してはなりません。
『もっとここをこうしたいな』、『ここさ、こうした方がいいよね』
とかも絶対だめです。
例え99日間ポジティブに上記のことを言えたとしても、たった一日、少しでも不機嫌になっただけで、お相手様は残りの99日間不機嫌になります。例外はありません。
女性に対して意見が出来るのは、赤ちゃんまでです。
世の男性諸君、我々は母から生まれてきたのです。
これは揺るぎようのない絶対的な真実なのです。
しかしどうしてもなにか言いたくなるときありますよね。
どうしても!これだけは言いたい!
というときが来ると思います。
そんな時は虚空に向かってこう叫びましょう。
『あ、ここ俺が悪かったのかぁ!』
ポイントは虚空を見つめることです。
例え、お相手様が100%悪い動きをしてしまっても、大人になって自分のせいにしてしまいましょう。
さすがにパートナーも自分が悪いことに気付くはずです。気付かなかったらそれまでの事。先生が絶対に直してくれます。
次に、絶対にすべきことは
お相手様をほめちぎる事
です。
今日も可愛いね、今日も綺麗だね、今日のダンスも上手いね、今日の目も綺麗だ、今日の毛先も枝毛一本ない!
もう何でもいいのです。
ほめることが苦手な男性はお相手様へプレゼントをあげましょう。
たった一本の花でもいいのです。
この人になら自分の体を預けられるわ♡、と思わせることが肝です。
できたらこちら側の勝ちです。
極上のコンタクトが待ち受けていることでしょう。冗談ではないです。
劇的にダンスが変わる事でしょう。
この二つを絶対的に守り抜くことができれば社交ダンスの真髄に迫ることができるでしょう。
ちなみに私は先日、一番やってはいけない、「お相手様にしゃべること」をやってしまいました。
結果は悲惨なものでしたね、ハハハ...
では皆さま、良い一日を。
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